【パワプロ2023 パワナンバー】横浜3位 武田陸玖

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武田 陸玖(たけだ りく)

山形が誇る稀代の二刀流候補。高校時代は惜しくも甲子園出場こそ無かったものの、山形県では投打ともに敵なしの活躍を魅せた。特筆すべきはプロからも評価の高い打力面であろう。

高校3年間の通算打率は166打席で83安打の.500、OPSに至っては出塁率.561長打率.934の1.495とバリー・ボンズを彷彿とさせるような成績を残した。174センチと決してプロとしては大柄ではない体格ながら逆方向にも強い打球を放つことも多く、広角に本塁打が期待出来るほか、場外弾も記録している。(因みに山形県野球場ハマスタよりも広い地方球場であり、楽天の二軍公式球場のひとつでもある)

また、8/29に開催された大学代表vs高校代表戦では西武2位の上田大河(大商大)からセンター前安打を放っており、地方高校出身とはいえ卓越したミートセンスが伺える。

しかしながら投手としての魅力も強く、U-18代表戦ではリリーフとしての登板ながら5.1イニングを5奪三振 2四球 無失点で抑えた。変化球はスライダー・スローカーブ・チェンジアップが主であり、特に決め球としてスライダーの質が高い。元はヌルスラと呼ばれる球質だったものの3年夏に向けて改良した結果、オリックス・宮城大弥投手に似たスライダーを習得することが出来たとのこと。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2023/06/02/post_28/

また、ストレートも質が高くU-18での投球ではスリークォーターから繰り出される球持ち良いストレートで打者を圧倒するシーンが多く見られた。

制球力自体は高校時代でも圧倒する程の成績ではないものの、球団の育成力次第ではオリックス・宮城大弥投手あたりを理想形として挙げられる活躍が期待出来るのではないか。

ドラフトでは横浜DeNAベイスターズから3位指名を受け、指名自体は投手としての指名であったものの、本人の希望も聞き入れながら育成する方針を掲げており、セ・リーグでは初と呼べる本格的な二刀流としての起用も期待される。

 

参考文献

https://draft-repo.com/blog-entry-5814.html

https://twitter.com/arai_san_28/status/1707748631577845957?s=46&t=HPHv9SOovdHV3f3dyuA8LA